「マイナンバーカードを作っておいたほうがいいと聞くけれど、申請の流れがよくわからない」「健康保険証として使えるようになったらしいが、何から手をつければよいのか」と感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、マイナンバーカードの申請方法、必要なもの、受け取りまでの期間、注意点を、デジタル庁・総務省の公式情報をもとに整理します。
この記事でわかること
- マイナンバーカードとは何か(通知カードとの違い)
- 申請方法の種類(スマホ・PC・郵送・まちなか窓口)
- 申請から受け取りまでの流れと期間の目安
- 必要書類と本人確認書類
- 受け取り時に決める暗証番号
- よくある質問(FAQ)
まず結論
マイナンバーカードは、希望する人が市区町村に申請して受け取る、顔写真付きの公的な身分証です。要点をまとめると次のとおりです。
- 申請は無料で、初回交付手数料もかからない
- 申請方法は スマホ・パソコン・郵送・まちなか申請窓口 の4種類
- 申請から受け取りまでは おおむね1〜2か月 が目安(自治体・時期により変動)
- 受け取りは原則として 本人が市区町村の窓口へ出向く 必要がある
- カードを受け取るときに 4種類の暗証番号 を設定する
- 健康保険証としての利用、コンビニでの住民票・印鑑証明取得、e-Taxでの確定申告などに使える
「通知カード」(緑色の紙のカード)はマイナンバーを知らせるための書類で、身分証としては使えません。本人確認書類として活用したい場合は、マイナンバーカードを別途申請する必要があります。
マイナンバーカードでできること
デジタル庁の公式情報によると、マイナンバーカードの主な用途は次のとおりです。
- 本人確認書類として(顔写真付き・公的身分証)
- 健康保険証としての利用(マイナ保険証)
- コンビニ交付(住民票・印鑑登録証明書・戸籍証明書など、対応自治体のみ)
- e-Tax での確定申告
- マイナポータルでの行政手続き(児童手当・年金記録の確認など)
- 公的個人認証を使ったオンラインサービス(一部金融機関・引越し手続きなど)
特に近年は健康保険証としての利用が広がっており、医療機関の窓口で過去の薬や特定健診の情報を医師・薬剤師と共有できるようになっています。
申請方法の種類
申請方法は4つあり、自分に合った方法を選べます。
1. スマートフォンで申請
交付申請書のQRコード、または通知カード同封の申請書IDを使ってスマホから申請する方法です。スマホで顔写真を撮影してそのまま送信できるため、もっとも手軽です。
2. パソコンで申請
申請用WEBサイトにアクセスし、デジタル写真をアップロードして申請します。スマホよりも大きな画面で確認したい人に向いています。
3. 郵送で申請
交付申請書に顔写真を貼り、同封の返信用封筒に入れて郵送します。インターネット環境がない場合や、紙で進めたい場合の選択肢です。
4. まちなか申請窓口・出張申請受付
商業施設や役所のロビーなどに設けられた申請窓口で、顔写真の撮影から申請まで一括で行えるサービスです。実施有無は自治体により異なります。
申請から受け取りまでの流れ
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1. 交付申請書を用意 | 通知カードに同封・市区町村窓口で再発行 | 当日〜数日 |
| 2. 申請 | スマホ・PC・郵送・窓口のいずれかで申請 | 即日 |
| 3. 審査・カード作成 | 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)でカード作成 | 約3〜4週間 |
| 4. 交付通知書が届く | 自宅に「交付通知書(はがき)」が届く | 約1〜2か月後 |
| 5. 窓口で受け取り | 市区町村の窓口で本人が受け取り・暗証番号設定 | 当日 |
申請が集中する時期(確定申告前・年度替わりなど)は、通常より時間がかかる場合があります。
必要書類
申請時に用意するもの、受け取り時に持参するものは以下のとおりです。
申請時
- 顔写真(縦4.5cm×横3.5cm、6か月以内に撮影されたもの)
- 交付申請書(通知カードに同封、または市区町村で発行)
オンライン申請の場合は、デジタル写真と申請書IDがあれば手続きできます。
受け取り時
総務省の公式情報によると、受け取り時に必要なものは次のとおりです。
- 交付通知書(はがき)
- 本人確認書類(運転免許証など顔写真付き1点、または健康保険証・年金手帳など2点)
- 通知カード(持っている人)
- 住民基本台帳カード(持っている人)
受け取りは原則として本人が窓口に行く必要があります。15歳未満や成年被後見人は法定代理人と一緒の来庁が必要です。
受け取り時に設定する4種類の暗証番号
カードを受け取るときに、次の4種類の暗証番号を窓口で設定します。
- 署名用電子証明書の暗証番号:6〜16桁の英数字(e-Tax等で使用)
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号:4桁の数字(マイナポータルログイン等で使用)
- 住民基本台帳用の暗証番号:4桁の数字
- 券面事項入力補助用の暗証番号:4桁の数字
下3つの暗証番号は同じ4桁にまとめることもできます。忘れると役所での再設定が必要になるため、自分が忘れない番号を選んでおくと安心です。
注意点
受け取り期限と保管
交付通知書(はがき)には受け取り期限が記載されていますが、過ぎても廃棄されるまでは受け取れる場合があります。心配な場合は、はがきが届いたら早めに役所に問い合わせると確実です。
顔写真の規格
申請時の顔写真は、無背景・無帽・正面向きが原則です。規格を満たさないと再提出になるため、デジタル庁の写真ガイドラインを確認しておきましょう。
紛失時はすぐに連絡
マイナンバーカードを紛失した場合は、まず**マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)**で機能停止を依頼し、その後に市区町村窓口で再交付申請を行います。再交付には手数料(1,000円程度)がかかる場合があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 申請しないと罰則はありますか? A. マイナンバーカードの取得は任意で、申請しないことによる罰則はありません。ただし、本人確認書類や行政手続きで便利な場面が増えているため、必要に応じて検討するとよいでしょう。
Q. 申請から受け取りまで本当に1〜2か月かかりますか? A. 自治体や時期によって幅があります。確定申告前など申請が集中する時期はさらに遅れる場合があるため、急ぎの場合は早めに申請するのが安心です。
Q. 顔写真は自分で撮ったものでも大丈夫ですか? A. 規格(無背景・無帽・正面・6か月以内)を満たしていれば自撮りでも問題ありません。スマホ申請の場合はその場で撮影できます。
Q. 受け取りに行けない場合は代理人でも大丈夫ですか? A. 原則として本人受け取りですが、病気・障害などやむを得ない理由がある場合は、市区町村に相談すると代理受け取りが認められることがあります。
Q. 暗証番号を忘れたらどうすればよいですか? A. 市区町村の窓口で再設定できます。本人確認書類とマイナンバーカードを持参してください。コンビニATMでの再設定(コンビニ交付対応自治体)も一部で利用できます。
まとめ
マイナンバーカードは、暮らしの様々な行政手続きをオンラインで完結させたり、コンビニで証明書を取得したりできる、便利な公的身分証です。申請は無料で、スマホからでも数分で完了します。
申請から受け取りまでには1〜2か月かかるのが一般的なので、健康保険証として利用したい・確定申告で使いたいといった予定がある場合は、早めに申請しておくと安心です。受け取り時には4種類の暗証番号を設定するので、忘れにくい番号を考えておきましょう。
詳細や最新の制度変更は、デジタル庁のマイナンバーカード総合サイトで確認してください。
⚠ この記事は公的機関の公開情報をもとに作成した一般的な解説です。個別の手続きや判断については、お住まいの市区町村役場・デジタル庁にご確認ください。